› 陶studio ブログ › 2014年12月
2014年12月23日
引越予定
こんばんは
前回の投稿から 随分経ってしまいました。
申し訳ありません。
只今、工房を 北郷から 都城市高城町へ 引越しをしています。
予定では、年内に 窯などすべてを移すつもりでしたが、
いろんな段取りが遅れ 1月までかかることになってしまいました。
いまは、北郷の工房も 高城も お客様に対応できる状態ではなく、
ご迷惑をお掛けしています。
予定では、年内には 大方のもの(仕事道具や生活用品) を高城に移動させます。
年明けすぐに 窯の移動
その後、 売り物の陶器を 移し
北郷の掃除をして 引越を終わらせたいと考えています。
1月は 28日から 福岡岩田屋でのグループ展が始まりますので
その前には 必ず 終わらせますので
よろしくお願いします。
サキムラ
前回の投稿から 随分経ってしまいました。
申し訳ありません。
只今、工房を 北郷から 都城市高城町へ 引越しをしています。
予定では、年内に 窯などすべてを移すつもりでしたが、
いろんな段取りが遅れ 1月までかかることになってしまいました。
いまは、北郷の工房も 高城も お客様に対応できる状態ではなく、
ご迷惑をお掛けしています。
予定では、年内には 大方のもの(仕事道具や生活用品) を高城に移動させます。
年明けすぐに 窯の移動
その後、 売り物の陶器を 移し
北郷の掃除をして 引越を終わらせたいと考えています。
1月は 28日から 福岡岩田屋でのグループ展が始まりますので
その前には 必ず 終わらせますので
よろしくお願いします。
サキムラ
2014年12月01日
天草~常滑 ⑧
こんばんは。
今日から12月 いよいよ引っ越し作業を進めたいと思います。
その前に、天草~常滑 今回で終わります。
常滑での3日間は、正直言葉にするのが難しい。
それは、その間に流れていた私の中の思考の川が、溢れんばかりの“感覚”で満たされ、その分“言葉の断片”が疎らになり拾いにくいのだ。
言葉の断片が少ない分、言葉の結晶も作りにくい。
あのキラキラと輝いた3日間は、その生の感覚のまま、私の心のなかに仕舞っておきたいと思う。
下手に言葉にすると、干し柿のようになってしまいそうで怖い。
天草で見た“クラフトフェアまつもと”の写真からのつながりで言えば、クラトコは、理想的なクラフトフェアの形だといえる。
会場・出展者・来場者がいずれも質が高く、そしてバランスがとれている。
ステージのない水平感がありながらも、その分、クラフトとして大切なモノが際立って存在していた。
作り手・うつわ・使い手 それぞれが信頼し合い繋がっている。
そんな空間に、自分の作品を並べることができて嬉しいし、学ぶことも多かった。
陶芸家としてこれまでやってきたことと、これからやるべきことが、よりはっきりと見えた気がする。
会期が終わり、翌早朝、北郷に向け出発。その途中、私はもう一度、クラトコの会場に行ってみた。
日の出前の薄明かりの森。いくつかのテントがまだ張れてある。
木々と落ち葉、すこしひんやりとした空気、誰もいない静かな空間があった。
私は、しばらくそこに突っ立って「天草~常滑」の旅を振り返ってみた。
体力的には大変だったが、楽しく充実した気持ちの一方、その旅の終わりが近づいていることに寂しさを感じた。
しばらく立ち尽くしてから、「さて、帰るか。」と顔をあげる。
すると、目に美しい光の情報が飛び込んできた。
それは、日の出が近づき、薄いグレーと薄いブルーと薄いピンクを重ねたようなほんのり明るい光が、森の木々の隙間から漏れ、太い幹や細かな枝の重なり、乾いた葉のギザギザしたシルエットの黒さをより深めていた。
それはまるで、天草の招聘作家吉本伊織さんの絵の世界だった。
それは笑えるほどに。
私は、嬉しい気持ちになり車に戻った。そして常滑を離れ、知多半島道路を北上したのだった。
おわり
今日から12月 いよいよ引っ越し作業を進めたいと思います。
その前に、天草~常滑 今回で終わります。
常滑での3日間は、正直言葉にするのが難しい。
それは、その間に流れていた私の中の思考の川が、溢れんばかりの“感覚”で満たされ、その分“言葉の断片”が疎らになり拾いにくいのだ。
言葉の断片が少ない分、言葉の結晶も作りにくい。
あのキラキラと輝いた3日間は、その生の感覚のまま、私の心のなかに仕舞っておきたいと思う。
下手に言葉にすると、干し柿のようになってしまいそうで怖い。
天草で見た“クラフトフェアまつもと”の写真からのつながりで言えば、クラトコは、理想的なクラフトフェアの形だといえる。
会場・出展者・来場者がいずれも質が高く、そしてバランスがとれている。
ステージのない水平感がありながらも、その分、クラフトとして大切なモノが際立って存在していた。
作り手・うつわ・使い手 それぞれが信頼し合い繋がっている。
そんな空間に、自分の作品を並べることができて嬉しいし、学ぶことも多かった。
陶芸家としてこれまでやってきたことと、これからやるべきことが、よりはっきりと見えた気がする。
会期が終わり、翌早朝、北郷に向け出発。その途中、私はもう一度、クラトコの会場に行ってみた。
日の出前の薄明かりの森。いくつかのテントがまだ張れてある。
木々と落ち葉、すこしひんやりとした空気、誰もいない静かな空間があった。
私は、しばらくそこに突っ立って「天草~常滑」の旅を振り返ってみた。
体力的には大変だったが、楽しく充実した気持ちの一方、その旅の終わりが近づいていることに寂しさを感じた。
しばらく立ち尽くしてから、「さて、帰るか。」と顔をあげる。
すると、目に美しい光の情報が飛び込んできた。
それは、日の出が近づき、薄いグレーと薄いブルーと薄いピンクを重ねたようなほんのり明るい光が、森の木々の隙間から漏れ、太い幹や細かな枝の重なり、乾いた葉のギザギザしたシルエットの黒さをより深めていた。
それはまるで、天草の招聘作家吉本伊織さんの絵の世界だった。
それは笑えるほどに。
私は、嬉しい気持ちになり車に戻った。そして常滑を離れ、知多半島道路を北上したのだった。
おわり
Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at
21:52
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