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2017年08月19日

陶磁器フェア

こんばんは!


次の参加イベントのお知らせです。

「 くらしの中の陶磁器フェア in 熊本
8月31日(木)~9月3日(日)場所:グランメッセ熊本 」



http://kumamoto-craft.com/

久々のグランメッセ! 楽しみです。

新作の鉢・どんぶりも持っていく予定です。

*招待状があります!*
ご希望の方は、住所とお名前 をメール<(toustudio8★gmail.com)★を@に変えて>していただいたら、会期に間に合うように発送します。

  

Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 22:53Comments(0)作品展・イベント案内

2017年08月14日

アートとは、何だったのか? 21

 こんばんは。

8月も、もう半ばなんですね。 朝や夜はすこし過ごしやすいような気がします。

風がちょっと涼しい。

今年は、気候がおかしいのか 工房のバラがいろいろ咲いています。

さて、今日もアートの話始めます。

<集合> ではなく、<連続>

ウォーホルの話です^^

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ウォーホルは、明らかに <集合> ではなく、<複製><増殖><連続>をテーマにしている。

Andy Warhol. Brillo Box


彼が、自分の工房を ファクトリー と名づけたのも、
物を集めるためではない。
そこから、作品を増殖させるためだ。

ここに、ファクトリーと呼ばれたウォーホルのスタジオの映像がある。
Brillo boxes の制作の様子も撮られている。


Marie Menken - Andy Warhol (1965)

初めて見た映像でしたが、これを見てウォーホルの見方が変わった。
彼の作品の眼差しには 冷やかさを感じていた。
それは、<人の死>も<花>も<スープ缶>も すべて同じ価値基準に並べられ、
作品から<人間の感情> というものを感じないからだ。
それが、クールに感じる時期もあったが、氷のように冷たく感じることもあった。
だが、この映像を見ると 彼にとって 作品のテーマなど<どうでもいい>のだと思う。
テーマは、ただ自分の目の前にたまたまあったから というだけの話。
重要なのは、作品が生まれる工程 <増殖性> にあったように感じる。
この映像のウォーホルの様子を見て、ウイリアム・モリスもこうだったのかな。と感じた。
モリスが、パターン化した壁紙を印刷した初期のものを見る機会があったが、一枚一枚 色のカスレや滲みが違っていた。
それは、まさに クラフト の始まりだった。
ウォーホルによって、 現代美術とクラフトが結び付いた。
クラフトを仕事としている自分にとって それは刺激的だ。
  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 21:54Comments(0)ARTアートとは、何だったのか。

2017年08月13日

アートとは、何だったのか。 20

 こんばんは。 
もうすぐ 今日一日が終わろうとしています。
お盆の日曜日なので 皆さん いろいろと楽しんだ一日だったようですね。

いろいろ懸念はありますが、平和な2017年夏 戦争のない夏に感謝です。

さて、今日もアートの話始めます。

アートに夢中です^^

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<集合>の表現では、アルマンが様々な実験的作品に挑戦しています。

始めに紹介したゴミの集合体のほかに、

Arman Fernandez








ある種類のものを集め、並べて 展示する。
様々な<集合>の世界だ。 だが、今見ると あまり ときめくものがない。
やはり、この巻のテーマでもある <集合の魔術> は、 今は、どこかに消えたようだ。
  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 23:48Comments(0)ARTアートとは、何だったのか。

2017年08月11日

アートとは、何だったのか。 19

 こんばんは! 今日は 山の日 で休日なんですね。

そうなんですね。 私は、明日 お休みしたいと思います。

12日は高城工房は休みになります。 ご了承ください。

さて、今日もアートの話。 張り切っていこう!!

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当時 女性のアーティストでは、ニキ ド サンファール (Niki de Saint-phalle) が人気があったようだ。 この全集にも何度となく作品が紹介されているし、日本には、彼女の美術館があったらしい。

ニキと草間彌生とは、どことなく共通するものを感じる。
本人は意図しないにしろ<女性的> であったり。 集合の表現を使っている。
センセーショナルなパフォーマンス。 色が鮮やか。 など

しかし、いま 日本での人気は歴然だ。

二人の違いが興味深いので、作品を並べて比べてみたいと思います。



































違いは何か?

一つは、 集合 と 連続 の違いだと思う。 見た目は同じだが、 ベクトル方向が真逆だ。
集合は、中心へと向かうが、 連続は、中心から外に向かっている。

集合がニキであり、連続が草間彌生だ。  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 21:43Comments(0)ARTアートとは、何だったのか。

2017年08月10日

アートとは、何だったのか。 18

 こんばんは。

高城工房で、静かな夜を過ごしています。

今日は、雨が強く降ったり、晴れて強い日差しで暑かったり

不安定な天気でした。

朝から、制作、作品梱包、配達 など

いろいろあった一日でした。

そんな一日も アートの話で 〆 ます ^^

全12巻中 6巻が終了!

今日から折り返し 7巻に入ります。


<第7巻 集合の魔術> 高階秀爾 編著

この巻に限らずだが、今では聞きなれない言葉が使われている。
「 廃品芸術 」
美術表現に用いられる素材が、絵の具やブロンズだけでなく、様々な広がりを見せ、その先に<ゴミ>も使われるようになった。

arman fernandez


制作方法も、それまでの<一品制作>から、工業生産的側面も持つようになる。
ここでは、ウィリアム・モリスの名前も出てくる。
そして、複製や連続性が表現に取り入られる。

william morris (1862)


andy warhol campbell soup


この流れの解釈は、面白いと思う。

では、集合の魔術たちを見て行こう。

mario ceroli


joseph cornel


alfonso ossorio


Mary Bauermeister


Günther Uecker


sergio camargo


工藤哲巳


草間彌生


草間彌生は、ここでは一作品だけついでのように紹介されています。

当時 日本ではあまり評価されていなかったようです。

今では、集合のアートの代表的存在で、しかも現役です。

  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 23:59Comments(0)ARTアートとは、何だったのか。

2017年08月09日

アートとは、何だったのか。 17

 こんばんは。

時間が どんどん進んでいきます。

もう、8月9日 ようやく注文分の制作が見えてきました。
中旬に 新作作りたいです! それを楽しみに制作に励んでます^^

さて、今日もアートの話始めます。


<第6巻 主張するオブジェ> には、他にもアーティストが載っている。
その二人は、オブジェ作家という枠組みでは到底くくれないので分けて書きたいと思います。

一人は、クリスト です。

christo javacheff


ここでは、包むオブジェの作家として紹介されています。


そして、もう一人が ヨゼフ・ボイスです。

ここでは、1968年ドイツでの<ドクメンタ>展での ボイスの作品の様子が書かれ、

<何やら得体のしれないもの> と紹介されています。



今は、動画が見てるからいいですね。 彼が丁寧に作品を紹介してくれています。

私は、10代の時から彼のことが大好きですが、 私が 彼のことのどれだけ知っているかは不明です。
しかし、こうやって現代アートを振り返ってみると、 シュルレアリズムから派生した <物との個人的な関係> や <神経反射的芸術> から抜け出し、 社会とのかかわり、経験や記憶の蓄積 など、次の段階へとアートを進めてくれたと感じます。
  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 22:03Comments(0)ARTアートとは、何だったのか。

2017年08月06日

アートとは、何だったのか。 16


こんばんは。

台風の影響はいかがだったでしょうか。

高城も一日、雨と風でした。

明日からは、また 暑い夏が戻ってくるようで、

気温の変化が大きく、夏バテしそうです。

皆さんも ご自愛ください^^

では、

アートの話始めます。

オブジェ とは何か。

つづきです。

+++++++++


とりあえず、もっと見ていくことにしよう。

② 廃物の歌

セザール・バルダッチーニ César Baldaccini


ジョン・チェンバレン John Angus Chamberlain 


③ 商品と情報と

ラリー・リバース Larry Rivers



ジム・ダイン Jim Dine


ヴィヤ・セルミンス Vija Celmins



吉村益信


Oldenburg




④ 粗暴な物質の顔

ジョン・マケラッケン john mccracken


ロバート・モリス Robert Morris


これだけ見ても、やはり つかみようがない。
オブジェとは、そもそもが ”そういうもの” なのかもしれない。

巻の最後に <オブジェの思想>と題した対談が載っている。

メンバーは、
赤瀬川源平 中西夏之 吉村益信 山口勝弘 司会は、編著の東野芳明
各々が、オブジェの定義について語っているが、 曖昧なものが多い。

ただ、山口氏だけが はっきりと言い切っている。

要約すると
「物と自分との関係を個人的感覚で持とうとしているものの見方(というより) むしろ、物質とか素材とか、それの形とか関係 そこにできたものがオブジェであるという考え方です。 物と人間、ボク自身との関係はもっと切り離して考える。」

そう考えると、私が第一巻で書いた <作者の立ち位置> につながると思う。
そうすると、 デュシャンの「泉」 は、その出発点ということで きっと当たってたんだな。


  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 20:44Comments(0)ARTアートとは、何だったのか。

2017年08月04日

アートとは、何だったのか。 15


 こんばんは。

台風の進路が気になる夜ですね。

こちらに近づかないことを祈るばかりです。


今日も、アートの話 始めます。



<第6巻 主張するオブジェ> 東野芳明 編著


さて、第6巻では オブジェ を取り上げます。

オブジェ というジャンルは、 陶芸 とも深くかかわっています。
それだけ定義が広いジャンルだといえますし、とらえどころがないともいえます。
過去には、とりあえず 「これはオブジェです。」 とまじめな顔していえば、アート作品になる風潮もありました^^
この本が出版された1970年代初めの時点でも、<新しいアート表現> と認識しながらも、それがいったい何なのか正確にわからないでいたようで、
この本は、次のコメントで始まっています。

< この巻は「主張するオブジェ」という総題になっているが、少々勇ましいこの題については、あまり「主張」がないことをお断りしておきたい。>

①物体と人間

始まりはやはり、シュルレアリスム のようで いきなり デュシャンの 「泉」が紹介されている。

しかし、それは始まりではなく 最終形なので 参考にはならない。

マン・レイ man ray


たわいのない感覚のお遊び、 平面表現の延長としての立体。
そんなところだろうか。

ジャスパー・ジョーンズ Jasper Johns


ジャン・ティンゲリー Jean Tinguely




Robert Rauschenberg  <Monogram> 

ART EXPLAINED

オブジェは当然立体なので、出版物では その全体像を把握するのは難しい。というかできない。
今は、動画があるので 少しは捉えることができる。

が、 上の作品を見る限り いったい何なのか 訳が分からない^^
  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 21:09Comments(0)ARTアートとは、何だったのか。

2017年08月03日

アートとは、何だったのか。 14


こんばんは。

台風の影響で、今日からしばらく 雨のようです。

日差しがない分 すこし涼しいので 仕事がはかどります。

けど、あまり雨が多いと 生地が乾燥しないので どっちもどっちですね^^


さて、今日も アートの話をします。

今日から 第5巻ですが、 あまり内容のない巻だったので、

絵だけ見て 終わりたいと思います。

けど、いろいろ発見はありました。

では、どうぞ。



<第5巻 つくられた自然>中原佑介 編著

この巻では、現代美術の表現をテーマをあげてわかりやすく紹介している。

① 自然

Piero Gilardi  ピエロ・ジラルディ


② 街

アラン・ダーカンジェロ Allan D'Arcangelo


③ 自動車

Alain Jacquet  アラン・ジャケー


④ 室内
Wesselmann


⑤ 食料品

Wayne Thiebaud ウェイン・シーバウド


⑥ 器具

Daniel Spoerri   ダニエル・スペーリ


⑦ 光

ダン・フレイヴィン Dan Flavin


現代美術が、それまでの キャンバスや絵の具、彫刻のブロンズや石による表現から 
様々な素材で、様々なテーマに挑戦していったことがわかる。  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 22:55Comments(0)ARTアートとは、何だったのか。