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2018年12月02日

平山郁夫展 (都城市立美術館・今日まで)

顔 おはようございます!

忙しかった11月が過ぎ、12月になりました。

お礼が遅くなりましたが、

匠のこころ、天草大陶磁器展、クラトコ、空そら展

にお越しいただいたお客様、本当にありがとうございました。

11月は、それに加え、記念品の注文納期がありましたので、

30日の最後まで 気の抜けない一か月でした。

今は、それらを無事済ませ 安らかな時間を味わっています^^


昨日は、都城市立美術館での 平山郁夫展を見に行きました。



久しぶりの美術館&美術鑑賞です。

しかも、平山郁夫展


これまでの私の待っていた平山郁夫さんへの印象は、特に 好きでも嫌いでもない という感じ。

イメージとしては、やはりシルクロード、あと、デパート美術ギャラリー、NHK、など 

やはり、年配の方が好む美術 という印象でした。

しかし、一方で タリバンのバーミヤン遺跡破壊にいち早く抗議するなど、社会的な一面もありました。


その漠然とした印象から、今回の美術展で、すこしはっきりと平山郁夫を掴むことができました。

その感想を少し書きたいと思います。


美術展会場に入ってすぐのところに、平山さんの79年間の足跡表が貼ってあるのですが、

まさに、絵を描き続けた人生だったんだなと感じます。

16歳で 東京美術学校(現東京芸大)日本画科予科に入学 から

亡くなるまで、美術 を通した活動をされています。

私も、器作り(陶芸)をし続けていますが、それを やり通せる人生 には憧れます。


美術展は、次に 若いころ描いたヨーロッパの街並みスケッチ、

シルクロード美術に関わる古い仏像などのコレクション

二階に上がると、 平山氏のシルクロードに関わるスケッチ や 絵画

奥のほうには、まさに代表作の 月夜の砂漠にラクダの列 が描かれた大作が展示されています。


全体を見て感じた印象は、 まさに 「穏やか」 という言葉です。

実際、彼は、争いごとのない穏やかな世の中を祈り続けていました。


それは、15歳のころ広島で被爆し、それからも その後遺症に苦しんだからかもしれません。

絵から伝わるのは、 ただただ 穏やかであれ という願いです。


それは、絵のテクスチャーからも感じました。

日本画の特徴なのかもしれませんが、筆あとのない(作者の息遣いのない) もわっとした感覚。

多く展示されたスケッチも、最近はやりの超絶技法という感じではなく、

ただただ見たものを素直に紙に落としていくという感じです。

それは、若いころに描いたヨーロッパの街並みスケッチの時から、ずっと変わることはありません。

絵をよく見ると、ラクダの大作もスケッチブックに描かれた絵も、サインの横にタイトル(描かれた情報)が書かれています。

彼にとっては、絵の大きさやかかる時間に関係なく、同じ気持ち(穏やかな気持ち)で描くことには変わりなかったのかもしれません。


穏やか、平安、、

変化のない 静かなで ゆっくりと流れる時間


それは一方で、 退屈で つまらなくもあります。

私が、彼の絵から感じていた 好きでも嫌いでもない という印象は、

そこから来ていたのでしょう。


しかし、この美術展は、最後の最後に 

その穏やかな気持ちをいっぺんにひっくり返す仕掛けが組まれています。

見落とす方もいるかもしれません。 

そのヒントは、小さな木彫の仏様です。


気になる方は、美術館へどうぞ

今日までです^^  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 09:00Comments(0)日記ART