2012年11月19日
天草大陶磁器展:天草日記(天草巡礼^^)④
天草日記は2日目に入ります。
その日の予定は、午後2時から鯉江良二氏を迎えてのパネルディスカッション<陶芸における技について>
夜は、丸尾焼にて懇親パーティーです。
今回初の試みで、ディスカッション会場にパソコンを持ち込んで、リアルタイムにタイプしてみました。
そのせいで、文体がバラバラですが、ライヴ感と理解して頂けたらと思います。
ではでは、続きです^^
+++++++++++++++++++++++++++++++
技とは、
コンテストのグランプリをとった松田唯さんをパネラーに選ぶ。
松田さんは、先端芸術課の生徒で、金澤尚宜さんとのつながりで、丸尾焼に滞在。陶芸の経歴では「合計一年足らず」の経歴。
準グランプリの金澤宏紀さんは、陶歴が有り、技術も高いものを持っている。この二人の差こそに「技とは何なのか」を考える上で答えになるのではないだろうか。
1、技がマイナス要素になっているのではないか。という疑問。
焼き物の技術の習得には時間がかかる。その上に、技術に固執する傾向がある。
マツダの作品には、焼き物を知っている人間はトライしないリスクがあるので、チャレンジしないのではないだろうか。
焼き物を知らないが上にできる作品ではないだろうか。
その上で、次のステップに進む上で、この技術への固執が足かせになっているのではないだろうか。という疑問と問題点。
「天草の産地化」からの発想で、天草には高い技術がある。
25分遅れで、なぜか、日比野さん登場^^
「なぜ、マツダがグランプリを取ることができたのか」という話。
日比野さん、自分お話。
松田さんと同じ25歳ころ、面白い絵からの広がりで、腕時計を作る企画。だか、はじめは、できないのではないかと言われる。
・・・ではなくて、「お前は分かっていない」と言われる。
技術は、無理難題に挑戦することから発展する。
金澤氏
経験値。
スタッフが作ったいかにも割れそうなオブジェ。割ると批判をするが、実際はわれずに焼きあがる。
チャレンジが大事ということか。
(25分頓挫。売り場にいた。)
その間、日比野氏は退席し、準グランプリのヒロキとグランプリの松田さん、陶芸家鯉江良二さんが参加。30分遅れww
戻ってくると、10人ほどで、輪になって座談会になっている。
おのおのが、グランプリについての感想、意見を言い合う。
あべまつさん、
「どのように作ったのか、単純に技法への興味が惹かれる」
松田さんのはなし・・おそらく、自分の作品について「根気」
だと説明する。
技術の対比として、根気。この発想は面白い。
金澤さんの話の流れで、「技術とは」的な話になる。
鯉江良二さん、かなりねむそうだ。。
鯉江氏、
グランプリについて「修正の積み重ねであるもの」というところが面白い。
「土が笑っている」と鯉江さん、技術の上にくる話。
技術からの「尺」の話。各々の尺を持っていて、それぞれでいいだろう!という話。
松田さん
「土は動くようなもの」
金澤氏、
「そうではない、可塑性から、型にとどまる。痕跡の要素もある。」
土の焼く前とやきたあとの性質の違いのはなしか。
鯉江さん、
「縄文」からの技術への切り口。
まとめ、
ここが思う「技術」とは
同じものがコンスタントにできること。逆に、歪んだものができなくなるジレンマ。
鯉江氏、
「天草にいて、それが揺らいでいる」
*それとは、今までの価値観「自分とはなんなのか」という問。
一生の価値観として「反戦・反原発」がある。それでいて、ジプシーでありたい。
鯉江良二「チェルノブイリ・シリーズ×森ヲ歩ク」。
(つづく)
その日の予定は、午後2時から鯉江良二氏を迎えてのパネルディスカッション<陶芸における技について>
夜は、丸尾焼にて懇親パーティーです。
今回初の試みで、ディスカッション会場にパソコンを持ち込んで、リアルタイムにタイプしてみました。
そのせいで、文体がバラバラですが、ライヴ感と理解して頂けたらと思います。
ではでは、続きです^^
+++++++++++++++++++++++++++++++
技とは、
コンテストのグランプリをとった松田唯さんをパネラーに選ぶ。
松田さんは、先端芸術課の生徒で、金澤尚宜さんとのつながりで、丸尾焼に滞在。陶芸の経歴では「合計一年足らず」の経歴。
準グランプリの金澤宏紀さんは、陶歴が有り、技術も高いものを持っている。この二人の差こそに「技とは何なのか」を考える上で答えになるのではないだろうか。
1、技がマイナス要素になっているのではないか。という疑問。
焼き物の技術の習得には時間がかかる。その上に、技術に固執する傾向がある。
マツダの作品には、焼き物を知っている人間はトライしないリスクがあるので、チャレンジしないのではないだろうか。
焼き物を知らないが上にできる作品ではないだろうか。
その上で、次のステップに進む上で、この技術への固執が足かせになっているのではないだろうか。という疑問と問題点。
「天草の産地化」からの発想で、天草には高い技術がある。
25分遅れで、なぜか、日比野さん登場^^
「なぜ、マツダがグランプリを取ることができたのか」という話。
日比野さん、自分お話。
松田さんと同じ25歳ころ、面白い絵からの広がりで、腕時計を作る企画。だか、はじめは、できないのではないかと言われる。
・・・ではなくて、「お前は分かっていない」と言われる。
技術は、無理難題に挑戦することから発展する。
金澤氏
経験値。
スタッフが作ったいかにも割れそうなオブジェ。割ると批判をするが、実際はわれずに焼きあがる。
チャレンジが大事ということか。
(25分頓挫。売り場にいた。)
その間、日比野氏は退席し、準グランプリのヒロキとグランプリの松田さん、陶芸家鯉江良二さんが参加。30分遅れww
戻ってくると、10人ほどで、輪になって座談会になっている。
おのおのが、グランプリについての感想、意見を言い合う。
あべまつさん、
「どのように作ったのか、単純に技法への興味が惹かれる」
松田さんのはなし・・おそらく、自分の作品について「根気」
だと説明する。
技術の対比として、根気。この発想は面白い。
金澤さんの話の流れで、「技術とは」的な話になる。
鯉江良二さん、かなりねむそうだ。。
鯉江氏、
グランプリについて「修正の積み重ねであるもの」というところが面白い。
「土が笑っている」と鯉江さん、技術の上にくる話。
技術からの「尺」の話。各々の尺を持っていて、それぞれでいいだろう!という話。
松田さん
「土は動くようなもの」
金澤氏、
「そうではない、可塑性から、型にとどまる。痕跡の要素もある。」
土の焼く前とやきたあとの性質の違いのはなしか。
鯉江さん、
「縄文」からの技術への切り口。
まとめ、
ここが思う「技術」とは
同じものがコンスタントにできること。逆に、歪んだものができなくなるジレンマ。
鯉江氏、
「天草にいて、それが揺らいでいる」
*それとは、今までの価値観「自分とはなんなのか」という問。
一生の価値観として「反戦・反原発」がある。それでいて、ジプシーでありたい。
鯉江良二「チェルノブイリ・シリーズ×森ヲ歩ク」。
(つづく)
Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 00:21│Comments(0)
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