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2012年11月22日

手のかたち

手のかたち昨日の午前中は、串間で陶芸体験をしてきました。

体験者は、お年寄りの皆さん。

20名ほどで、お一人男性の方がいらっしゃいましたが、

ほか、おばあちゃんばかりです^^

一年前が初めてで、今回が2回目の体験教室になります。

皆さん、本当に器用で、それぞれ個性のある作品を作りました。


これまで陶芸体験をしていて思うのは、

それぞれに個性的な感性があると思うのですが、

それ以上に、ほんとに人それぞれに 手 の形あるなー ということです。


手 というのは、ものを作る人間にとっては、大切なツールです。

手の無い方や、手が不自由な方には申し訳ありませんが、

手 は、特別なものなのです。


以前も書いたかと思いますが、手=道具 というのには、いろんな意味合いがあります。

特に言いたいのは、手の形というのは、単純に、道具の形を意味するということです。

絵画でいえば、筆の種類や大きさ。彫刻で言えば、ノミの形ということ。

特に、陶芸の場合、素材は柔らかい土なので、触るとそのまま手の形が付くのです。


丸やV字の彫刻刀で彫った跡が違い、それぞれに違う持ち味があるように、

それぞれの手には、もって生まれた持ち味があるのです^^


そこで、昨日のおばあちゃん達です。

体験をはじめると 何人かの方が、

「私は、手のここが伸びんとよなー」

とか、

「私の手は、ここが出っぱっちょとよ^^」

と、手を見せるのです。

それが、どの方も なんとも愛らしく、素晴らしい 手 なのです。


あー、、この手から いままで どれだけのものが 生み出されたのだろうか。。

と、その偉大さに しみじみ感動するのです。


毎日の家事はもちろん、農作業などの仕事や、赤ちゃんを抱きかかえて幸せな時もあっただろうし、

逆に、辛いこともあったはずです。

ながーい時間の中で、2つの手から様々なものを生み出され、その中で、形が変わってきた 手 。


そう考えるだけで、素晴らしいのですが、


出来たものを見ると、単純に皆さん、上手!

さすが皆さん、使い込まれた上等なツールをお持ちです^^




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Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 20:24│Comments(0)日記
 
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