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2016年08月01日

なぜ、パラリンピックは必要なのか。 ③

なぜ、パラリンピックは必要なのか。 ③

こんばんは、今日から8月、ますます暑くなってきましたアセアセ 続きです。


<人間は特別な存在だ!>

<人間であることが誇らしい>

<人間は素晴らしい!>


これを聞いて、なんかピンとこない人も多いと思う。

なぜなら、日本では <人間は小さな存在だ> と教わることが多いからだ。

<人は、自然の力にはかなわない>

<人一人の力は弱いが、束になれば強くなる> (束にならないと強くないと認めている)


日本では、慎ましさや協調が良しとされ、その逆は、<わがまま><自己中心的>として否定的だ。


だが、この<人間であることが誇らしい> <私は素晴らしい!> と、<わがまま><自己中>とは、

明らかに違う。


エレン・マッカーサーは、わがままなのか?

ツール・ド・フランスの勝者の証であるマイヨジョーヌ は、<自己中>の証なのか?

その答えは、いずれも NO だ。

では、何なのか?


調べてみると、これらの考えは<ヒューマニズム>と言われ、西洋文化の根底にあるといっていいほど重要なものらしい。


<ヒューマニズム>を調べてみると

1. 人間にとって人間が最高で、人間性こそ尊重すべきものだとする、態度・思想傾向・世界観。
例、人間が具えるべき理想の資質に誇りをもってそれを伸ばそうとする、キケロの態度や、イタリアのルネッサンス期に始まって欧州に広まった、
古典を重んじ教会の勢力に抗して人間性の解放・向上を目指す運動。人文主義。人本主義。

とある。



しかし、この感覚を真に理解するのは難しい。

私は、仏教系の幼稚園を出ているので、

<人間は小さな存在であり、仏さまにいつも守られている>という思想が、芯まで染みている。

急に、<人間にとって人間が最高だ> と言われても、正直 ピンと来なかった。

だが、この感覚を理解できないと、彼ら、彼女らの真の素晴らしさが理解できない。

それに、この<ヒューマニズム>が、感覚としてわからないと 話が先に進めない!

いろんな考えはあると思うが、とりあえずは、ヒューマニストにもらいたい^^


すぐにできるいい方法があります。


その場でいいので、胸をはり、 天をすこし見上げながら、

堂々と大声で 「 われは、人間なり!!」 と言ってみましょう。


はじめは、気恥ずかしいかもしれませんが、段々と 慣れてきます^^

「 われは、人間なり!!

近くに、理解者がいたら、一緒にしてみましょう

効果100倍です。

「 われは、人間なり!!


10回ぐらいでも言ってみると、すこし、この感覚がわかると思います。

この感じが、<ヒューマニズム>です。 たぶん^^


そして、この感覚を理解できると、 

あの <エレン・マッカーサーの女性初単独無寄港世界一周>を伝えるアナウンサーの絶叫も理解できてきます。


彼女の行動は、人間の可能性を拡大させるものであり、

私たち人間の素晴らしさを身をもって新たに証明したことになるのです。

それは、人間史に新たな一行を加えることであり、

間違いなく偉業と言える。


単に大変なことを成し遂げたのではなく、我ら人間の素晴らしさを証明した。 と言えるのだ。


つづく



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Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 20:31│Comments(0)記事
 
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