2017年07月18日
アートとは、何だったのか。
こんばんは。
只今、宮崎空港での ひむかの国の窯元祭り に出展中です。
25日まで
そのため、高城工房は基本お休みになります。
ご了承ください。
空港展の準備のため、 アートの話の続きができませんでした。
2巻と1巻の③章がすこしつながりがあるので一緒にして書きたいと思います。
よろしくお願いします。
では、 アートの話 始めます^^
<第一巻 先駆者たち> ③夢と幻想
この章では、一気に絵画表現の変化にスポットが当てられる。
シャガールやルソー、クレーなど、
見えないものを描く からの流れで シュルレアリズムの画家 ダリやマグリット、エルンスト
と紹介されるが、この章には、シュルレアリズムという言葉は出てこない。
それを日本語訳した 超現実主義 という言葉が出てくる。
現実 を超えたもの 現実に頼らず神経反射に基づくものを表現しようとすること。
その流れは、一方ではより原始的に、一方では精神病的であったり、エロスであったりした。
セラフィーヌ・ルイ Séraphine Louis
<第2巻 幻想と人間> 岡田隆彦編著
第2巻では、シュルレアリズムから発展した いろいろな絵画のテーマを取り上げている。
あまり見たことのないアーティストの作品ばかりで面白い。
とりあえず、紹介されているものをテーマと共にざっくり見て行こう。
<ユートピア>
フッター 鳥を売る人
<神話>
フックス ユニコーンとの結婚
レームデン 戦車戦
<彼岸の世界>
ブラウアー
<魔術と秘教>
トイエン お互いのなかに
第2巻では<幻想と人間>をテーマにしていて、 本の<はじめに>の欄でこう書かれている。
「今日、渋滞なく生活するために、歪んだ合理主義を都合よく正当化し、ひたすらに功利性を追求してきたことへの反省として、<幻想>のさしだす意味を改めて見なおそうとする気運がたかまっている。」
今から約50年前の言葉だ。
それが、ユートピア や 神話 らしいのだが、今となってはどうなんだろうか。
もはやそれさえ通用しない、制度化された合理性と強靭な功利性に支配されているようにも思える。 <幻想>さえ許されない世の中。
実際、ユートピアとは、何のことなのか。
今の時代に、思い描かれるユートピアの姿とは、どんなものなのだろうか。
想像ができないでいる。
アートとは、何だったのか? 21
アートとは、何だったのか。 20
アートとは、何だったのか。 19
アートとは、何だったのか。 18
アートとは、何だったのか。 17
アートとは、何だったのか。 16
アートとは、何だったのか。 20
アートとは、何だったのか。 19
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