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2017年07月21日

アートとは、何だったのか。 5

アートとは、何だったのか。 5 こんばんは!

只今、宮崎空港での窯元祭に出展中です。 25日まで

さて、 アートの話。
今日で 第2巻が終了です。


<第2巻 幻想と人間> 

⑤イメージの計略 

ルドルフ・ハウズナー  Rudolf Hausner


⑥現実の突然変異

中村宏 望遠鏡列車


Karl Heidelbach  ハイデルバッハ


そして、この巻は、次の言葉で終わる。

「情報化社会といわれる現代は、複製技術革命やモータリゼーションの普及、電気テクノロジーの進展等によって、人間や動物それ自体よりも、それらの放出する情報やコミュニケーションがたいせつされ、虚像やサインやシンボルが空間をつくりだすような事態をむかえている。それで、現実は夢幻のように見通しがきかず、手応えのないものとなり、それなればこそ、人間が自己自身をとりもどすために、あいまいな日常をほりさげ、失われた影の部分としての幻想を解放し、深めていって、原風景をうばいかえすことが必要なのである。」

この文章は、50年前としては、かなり今を言い当てていると思う。

情報化社会は、50年前からは想像もできないほど、より巨大化し、複雑化している。 いま生きている現実空間の何倍もの情報が、データにより蓄積されてバーチャル世界が形成されている。それらは、現実の第二次世界というよりも、現実世界と結合、拡張していると考えられる。 

現実はより手応えのないものとなり、希薄化している。とも言えるし、

現実はより情報量を増し、より確固たるものになっている。ともいえる。



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Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 22:21│Comments(0)アートとは、何だったのか。ART
 
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