› 陶studio ブログ › 2015年07月13日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2015年07月13日

ぴあ*ぴあを終えて考えたこと

こんばんは。

昨日は、都城のぴあ*ぴあマーケットに参加しました。

いろんな手作りイベントがありますが、ぴあ*ぴあマーケットは、屋内での開催で、

個々のスペースも小じんまりして、参加しやすいイベントです。

そのため、アマチュアの方も多く、より多様な出店さんがいらっしゃいます。

屋外イベントより個々の規模が小さいため、搬入、搬出、設営を出店者のみでしている方が多いようです。

出店者は女性がほとんどですので、自ずと、女性が作る、女性のイベントの感が強くなります。

私が男なので、余計にそれを感じるのかもしれませんが、事実、実行委員を含めほとんどが女性で構成されたイベントですし、

それに、出店内容も女性向けのものが多くバラエティに富んでいます。

しかも素晴らしいのは、いつも大盛況で、出店者も、来場者も楽しめるWINWINのイベントだということです。

”女性の感覚”とか”女性ならでは”とか、出店者の方々自身にはピンとこないとは思いますが、本当にすごいと思いますよ。

具体的には、販売してあるものの細かさです。アクセサリーやデコラティブな小物雑貨など、好みは色々とあると思いますが、

単純にその細かな作業と集中力、執念^^には驚きます。販売方法にも細やかさを感じます。

タグのデザインからディスプレイ。どんだけあるんだと思うくらいの小さな商品を隅々にまで可愛く並べていく。

しかも、このイベントのたった7時間のために。


比べてわかりやすのが、例えば鳥の炭火焼きの屋台。

普段料理してないだろう的な男がしいしいやっていることが多いですが、その販売のスタイルが見事なまでに”おとこ的”なのです。

必要最小限のものしか持ってきていない。

炭・焼き網・肉!

「ほかいらんやろ。7時間だけやし」みたいな感覚です。

一見、こちらが効率的なように思えますが、もし、ぴあ*ぴあマーケットがこの考えに沿ったものなら、まるで成り立たないのがわかります。 

出店者も来場者も楽しめないイベント。

それこそ、なんのためにやっているのかわかりません。

非効率と思えるものが最も大切。これこそが、男の私から見た”女性ならでは”の素晴らしさです。


もちろん、一言で”女性”と言ってもいろんな方がいますので一概には言えません。

手作りイベントに参加している女性は、一般的な女性と言うよりは、特殊なのかもしれません。

ただ、女性であることには違いないので、外れてもいないと思います。


最近、国は女性の社会進出を推進しています。首相も「女性が輝く社会」と謳っています。

私も同感ですが、その時に重視しなくてはならないのが、この”最も大切な非効率性”だと考えます。

実際に、これでぴあ*ぴあのイベントは成功しているわけですし、

その思考を拡大し、社会に当てはめれば、WINWINの関係も成り立つのです。

かなりの理想論だとは思いますが、全く否定されることでもないと思う。


ですが、この国の進める”女性の社会進出”が、かなり男性的な発想に基づいていると感じます。

例えて言うなら、今まで子どもや家のことを妻に任せっきりにしていた旦那が、自分の収入が減ったのをきっかけに、

これからは女性も社会進出だと言い出し、共働きを進めようとするのと同じ。

都合良すぎる。

実際、国は急速な高齢化と少子化により、国の経済力が衰退する対策として、女性の社会進出を推進している。

女性の新たな感覚を取り入れ、社会や経済を充実させようという、ポジティブなアプローチでは決してありません。


私は、ぴあ*ぴあや他の手作りイベントには、停滞した社会や経済を変えるヒントがあるのではと密かに感じています。  


Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 23:30Comments(0)日記