› 陶studio ブログ › 日記 › 新燃岳の火山灰のうつわ

2011年03月23日

新燃岳の火山灰のうつわ

宮崎空港での”宮崎県くらしの工芸展”は、21日(月)をもって無事に終了しました。

ご来場の皆様、ありがとうございました。

今回の展示会は、11日の搬入時に発生した”東北関東大震災”の影響で、

宮崎空港という場所もあり ヒリヒリとした緊張感が漂う催事となりました。

会場横のハイビジョンテレビからは、少しずつ明らかにされる未曾有の災害状況や

刻一刻と変化する深刻な原子力発電所の状況が一日中流れ、

そして、空港では、関東方面から宮崎に避難する家族や人たちが少しずつ増え始めたり、

乾電池や水のペットボトルをたくさん手荷物で持ち込む人たちを目にすることも多かった。


私は、今回のくらしの工芸展で”新燃岳の火山灰を使ったうつわ”を展示することにしていました。

完成したうつわ。

新燃岳の火山灰のうつわ
新燃岳の火山灰のうつわ
新燃岳の火山灰のうつわ

今回の未曾有の災害により、この器の持つ意味が少し変わりました。

私は、この器に以下のようなコメントを添え展示しました。




日南市北郷町にある工房に降り積もった新燃岳の火山灰。
降灰により被害をもたらしているこの火山灰を
視点を変え、陶器に使えないかと思い成形しました。

自然災害の恐ろしさを忘れてはいけない
という願いを込めています。





はじめは、火山灰で器を作ることに自分的に抵抗があったが、

新燃岳の火山灰を器という形にして残すことに意味があることに気づきました。



同じカテゴリー(日記)の記事画像
2021年 ありがとうございました
9月になりました。
8月になりました。
今の状況です。
2020年を振り返る
今後の予定 2020
同じカテゴリー(日記)の記事
 2021年 ありがとうございました (2021-12-30 16:36)
 9月になりました。 (2021-09-02 15:57)
 8月になりました。 (2021-08-05 08:04)
 今の状況です。 (2021-02-28 22:18)
 2020年を振り返る (2020-12-30 17:26)
 今後の予定 2020 (2020-09-30 21:14)

Posted by 陶STUDIO・サキムラ久 at 19:54│Comments(0)日記
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
新燃岳の火山灰のうつわ
    コメント(0)